先日スタッフに“なんではたらくんですかね?”って聞かれて。
スタッフの方から“生きるためですかね”って言ってくれてそれもそうかなと思ってそのままにしてたけど、
そう言えばなんでだろうと考えています。
あなたの好きなことをしなさいと言われて育った子に“我慢しろ”なんて時代錯誤。
でも好きを叶えるためにはその間に少なくない“大変なこと”をクリアーしなきゃいけないのも事実。
会社という立場ではお金を払ってお願いしても“うーん”とスタッフに断られる事がある一方で
ボランタリーで自腹を切ってでもやりたい事を楽しそうにやっている人たち。
特にネットのチカラでそれが育つスピードが本当に早いと感じる。
お金を払っているから。沢山払ったのだからやってくれる。というのは通用しないようだ(社員も取引先も)
無料でも熱心に、時にはプロ以上のクオリティで仕事をする人たちもいるのだから。
迷いは多いけれども確かなのはそのコミュニティのビジョンや雰囲気に吸い寄せられ
魅了される人が多いということ。
ビジョンや雰囲気というと少し抽象的だがそれ自体は細部に宿っているのではないか。
購入、体験、労働などの日頃のオペレーションにそのビジョンや雰囲気を感じられる仕組みを
どこまで導入できるのか。
社員、アルバイト以外のパワーにも目を向けないといけない。
もうひとつ感じていることは集団として見るのではなく個人として見ることの大切さ。
人数が増えるとどうしてもチームで見ようとしてしまう。
しかし面談などをしているととにかく個人の想いや環境の違いに気づかなかった自分に反省する。
週2回休むという事も会社主導で決めるのは簡単だが家族環境やそれぞれの都合はみな違う。
そんな事もスタッフひとりひとりの意向を反映させられる状況を作っていくことも必要なのではないか。
私も仕事から人生を考えていたが(今でも半分はそう)そういうスタッフばかりではない。
スタッフ個人の人生に会社がどう当てはまるのか?会社という大枠にスタッフを当てはめるのではなく、
スタッフの人生という大枠に会社をどう当てはめるのか?いうのは簡単。
これはスタッフの人生が中心だが会社を運営している方にすれば個人によって会社の捉え方を変え、
位置付けを変えるという、とても手間暇がかかるもの。
それでも色々なスタッフと話をしているとこういった考え方が必要なのを感じる。
副業OK、フレックスなどレッテルや枠にはめるのは簡単だがそれよりも
1人1人のライフスタイルに向き合って会社を柔軟に変化させられる事が必要だと感じている。順番の問題。
こうなってくると会社という存在自体が本当に必要!?
みたいな考えにもなるのだが代表としては無責任なのでそこはあまり突っ込まない。
会社というよりもムーブメント!?といった方が近い?コミュニティ?
その中心に行ってみると小さな会社があった。
若しくはムーブメンドの裏側にせかせかと小さな会社の社員が働いていた。
それくらいが近い感覚なんだろうか。