コーラス部

先日出先で中高生の女子コーラス部の発表会に出くわした。

1時間程度10曲くらいあったかな?の発表会は本当に素晴らしい時間だった。

そんな中で印象に残ったことがあった。

3曲目だったか恋の歌を歌う際に

“私たちは12歳から18歳までの部員がいます、この歌は皆でいつも恋を想像しながら歌っているんですが先生からはイメージとちがうと良く言われます。そんな私たちなりに今日も精一杯歌わせていただきます”という内容のことを言ってから歌った。

確かに歌は歌詞やメロディーだけでなく歌い手という人が関わってこそ歌になるのだろうと。

歌詞やメロディーをつけた人と歌う人、また聞く人の想像も違う訳だけど同じ空気の中で歌を歌い、歌を聞く。

そのコーラス部の女の子たちも全体としてひとつの情景を思い浮かべているのではなく

それぞれの恋やありがとうのイメージを浮かべて歌っていて、個々の想像が全体となって伝わってくるのは

改めて歌って素敵だなあと思わせてくれた。

ひとつのイメージを作ってしまうよりも抽象化させておいた方がいいものってたくさんあるような気がする。

イメージ=可能性なんじゃないかと気づかされた1日でした。

*音楽の先生が恋のイメージが違う!って怒れるのって少しわかるような気がする。