先日代々の農家、神社の宮司さんと話をしていた。
自分は時代の流れが早い昨今の流れにどうやって対応しようかと思案していた。インターネットでは様々な情報が流れ商品が販売され今日注文すると明日届くスピード感、33年間いきた中でもかなりの変化を感じている。
そんな事をうすらと感じながら話をしている際に出た言葉にはっとさせられた。
1人目は代々の農家吉田さん
ところ産食プロジェクトで同じ役員を務めさせて頂いる。
http://www.tokopro.net/
この通称とこプロは地元の農家、流通、飲食店などの商業者が一体となり地産地消を推進しようという団体。
先日の打ち合わせでの話。
吉田さんは埼玉県でも有名な農家で今年は県の農業大賞も受賞し自身だけのことだけでなく今後の所沢の農業を作る活動もされている。
とこプロをどう展開させるか?所沢の農業をどう盛り上げるのか?という話をする中で私はイベントや仕組みを大きくシフトさせることを提案していた。
“いろんな事を試すのはたいせつ。俺も息子も多分やっていける。しかしその次に手渡せるかどうかなんだよ”
自分は3年、5年のプランから導き今年の動きを〜と考えていたが吉田さんは3世代を見据えた戦略を考えていた。そもそも土俵が違ったわけだ。
1世代30年というが90年=100年続く仕組みや動きをしようというメッセージには考えさせられた。
ところ変わって2人目は高麗神社の宮司高麗さん。
ラジオの収録で高麗郡1300年記念事業委員会としてPRに来られていた。
ここでも私は1300年という時間と昨今の流れの早さの対比に興味をもっていた。歴史ある神社の高麗さんはこういったことをどう考えているのか?
私が質問すると“1300年の流れの中で様々な現象が起こり様々な変化の中で私達がここにいる、昨今の流れも現象としては早く感じるかもしれながその中で根本的に変わっていないものもあるはず”
どうしても今年、3年プラン、4半期決算などと短期的にものごとをみる、また表面的に数字などで把握したくなってしまうが事業に関しても100年後残る仕組み、組織づくりをしていきたいと改めて考えさせられた。